2011.12.17 17:38 更新
"素敵女子"なんて言葉が流行る何年も前から舞台で素敵に輝いてきた福薗宏美さん(左写真)は、鹿児島市を拠点に活動する社会人劇団LOKEの看板女優&座長。
来年1月29日に鹿児島市中央公民館ホールで上演される戯曲の作家でもあるんです!
昨年発表の福薗さんの処女作『星空レシピ』は反響が大きくて、今年8月宮崎県で再演されたほど。
そして、待望の新作『水面(ミナモ)のワルツ』。
制作会議中にお邪魔して聞かされたのは、1日3回上演で各回の客席を50に限定するという驚きのプランでした。「ダイレクトメールの届く年末年始を過ぎるとチケットの取れなくなる可能性もあります」と演出の仮屋園修太さん。工夫を凝らしたスペシャルな舞台に期待は膨らみますが、少ない客席を確実にゲットするなら今がチャンスかも・・・。舞台監督は演劇ユニット ノヴァの刺身のステージにも関わってきた西村学さん(下右写真)。
主演は前田茂喜さん。先日の九州戯曲大賞『四畳半の翅音』でヒロインを演じた田中ロイジさん(上左写真、劇団XERO)とご主人の田中篤史さん(劇団鳴かず飛ばず)が客演で参加するのも話題に。
せっかくの機会なので、福薗さんに少しお話を聞きました。
「家族って、面倒くさいけど、あたたかい。」そんなキャッチコピーがフライヤーに入った昨年の『星空レシピ』で脚本家デビューしたわけですが、観客から寄せられた感動のコメントが新たな世界を開きました。
「(『星空レシピ』の時は)家族がテーマの戯曲を書きたいと思ってたんです。プライベートでも家族の絆を感じさせる出来事が執筆期間と重なっていましたから。でも、それだけで終わりません。上演後に頂いた感想文に触れたり、近所で起きた事件について、自分なりに感じるところがあったりする中、たとえば、私が重要視している事柄でも他人から見たらどのように映るだろう?という視点を持つようになりました」
『水面のワルツ』の構想がまとまり始めたのが夏。次々と浮かぶ映像を追って猛然と書き進め、1本の物語として完成したのは12月でしたが、芝居の稽古は秋頃より部分的に出来た脚本をもとにスタートしたそうです。演出の仮屋園さんからは、舞台化するために内容を制限したりイメージを抑制したりせずに全く自由に書いて欲しいと言われたとか。
「今度で2作目となりますが、自分の中で何がいちばん重要なのか、実はまだ私も分かっていません。
みなさんと一緒に考えることのできる、演劇を作っていければ」
冬の風のようにキリリと透明、春風みたいにやわらかな、福薗宏美さんの新作。稽古場の様子なども今後お知らせしていきたいと思います♪
◎劇団LOKE 第15回公演『水面のワルツ』の詳細・チケット申込み・問い合わせ先は→こちら