2010.06.03 00:08 更新
名物に美味いものあり⑧/郷土料理「四季」の「ハチロク定食」
(人吉市・熊本県)
熊本から肥薩線を下るSL「人吉」が、終点・人吉駅に着くのはちょうどお昼時である。そろそろ小腹が空くころだが、鹿児島を目指す「いさぶろう」3号の出発までは、しばらく間がある。こんな時は、ちょっと外を歩いてみるに限る。
駅前の通りを行くと、ほどなくSLの大看板を掲げた料理店が目に留まる。「郷土料理・四季」――お昼のランチ「ハチロク定食」 に心が動き、フラリと戸を潜った。「ハチロク」は、SL「人吉」に使われる機関車8620形の愛称。料理の写真も美味そうだが、何よりネーミングに反応するのは"生まれながらの鉄"の業である。
昼時の店内は盛況で、奥の座敷は客で埋まっている。通されたカウンターで待つことしばし。胃が程よく動き始めたのに合わせて、くだんの定食が運ばれてくる。
大ぶりの盆には、メーンのだご汁をはじめご飯・小鉢がギッシリと並び、ボリュームに目を見張った。これに刺身のお替りがついて800円は良心的だ。料理はいずれも美味しく、名物の球磨焼酎を傾けながらのひとときは格別。人吉を訪れる楽しみが、また一つ加わった。
yu
(写真上)SLの看板が目印の「四季」。駅の通り沿いにあるので、すぐに分かる
(写真下)お昼の名物「ハチロク定食」。メーン料理は選択で13種あり、この日いただいたのはお勧めのだご汁。ずらりと並んだ小鉢が目を引き、刺身はお替りもできる