2010.01.20 17:18 更新
座敷童子との邂逅②――金田一温泉「緑風荘」(二戸市・岩手県)
座敷童子伝説の地・金田一温泉で、とりわけ有名な宿が「緑風荘」だ。宿主の五日市家は京都の藤原氏につながる旧家。南北朝の動乱期にこの地へ移ったが、その際病死した6歳の長男・亀麿が家の守り神となり、座敷童子として住み着いているのだという。古くから「童子を見た」というエピソードが後を絶たず、ご利益願いと好奇心から、さまざまな人々が訪れてきた。
「緑風荘は」残念ながら昨年秋、失火で全焼してしまった。今は撮りためた写真が往時を伝えている。「南部曲がり」と呼ばれる巨大な母屋、一晩中入れる温泉、泊まり合わせた皆さんとの語らい、どれもかけがえのない思い出であり、旅の記憶の宝物である。
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(写真上)緑風荘の母屋(現在焼失)は、江戸・元禄時代に造られた巨大な建物。母屋と、後に建て増しした別館から成っていた。館内にあふれる人形は、宿泊客から座敷童子へのプレゼント。母屋の広間でいただく夕食、こんこんと湧き出す温泉、なごみのひとときが童子ファンをやさしく包む
(写真下)夜の緑風荘館内。今夜もどこかで座敷童子が遊んでいるかも...