2010.01.03 13:36 更新
古都の大舞台に立つ/清水寺(京都市・京都府)
文化財の宝石箱・京都にあって、最も人気がある名所の1つは清水寺だろう。修学旅行やツアーでも、ここと鹿苑寺(金閣)を外すことはまずないはずだ。
京都の寺院は平安遷都(794)以降の開山が大半だが、清水寺の歴史は宝亀9年(778)に遡るといい、都より古い。ここは東北征伐で名高い征夷大将軍・坂上田村麻呂を祭っているが、この地に入って観音に帰依した彼が、本堂を寄進したためだという。以来、法相宗寺院・観音霊場として、人々の崇拝を受けてきた。
寺のシンボルでもある巨大な本堂は江戸時代初期(1633)、徳川家光の寄進で建立された。「清水の舞台から飛び降りる」の例えは有名だが、実際飛び降りた事件が江戸期に200件以上もあったというから、いつの時代も物好きはいるものだ。無謀ながらも8割以上が助かったそうだが、救いの手を伸ばす清水観音もさぞかし迷惑だったにちがいない。
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(写真上)本堂が有名な清水寺だが、仁王門・三重塔など優れた建造物も多数建ち並んでいる。四季を通して観光客が途切れることはない
(写真下)国宝にして観光都市・京都のシンボルでもある本堂。舞台からの眺望はやはり素晴らしい。最奥には、本堂を小ぶりにした「奥の院」が建つ