スタッフブログ
トップページ > 観光・旅行 > GOGOジパング75

2009.11.23 15:01 更新

GOGOジパング75

宗谷本線――最果てへの道②/峠駅の幻影(塩狩駅・北海道)

   DCF_8645.JPG

 

 北海道の大河・石狩川と天塩川の分水嶺にあたる塩狩峠は、急勾配が続く宗谷本線の難所。明治時代には連結器が外れた客車が下り坂を暴走、乗り合わせた鉄道員が身を投げて止める悲劇も起きた(三浦綾子の小説「塩狩峠」は、この事故を基にしている)。蒸気機関車の苦闘は過去のものになったが、今でも乗務員にとって気を抜けない区間である。

 

 6時過ぎに旭川を出た始発列車は、エンジンの唸りも高く峠道を突破、サミットの塩狩駅へ滑り込んだ。対向列車が着くまで、しばらく外へ出る。

 

 「うん?」――ふり返れば、すっぽり白雪をかぶった駅舎が、雪明りと照明の中に浮かび上がっている。クリスマスカードのような美しさに息を呑み、早起きの気だるさが瞬時に吹き飛ぶ。数ある旅の中で最も思い出に残るであろうワンシーンを、ポケットの携帯でそっと切り取った。

                                                       yu

 

DCF_8646.JPG

イベントカレンダー
昭和らくがき帳
鹿児島の本
みんカル