2009.05.20 00:14 更新
西海の桃源郷/御船山楽園(武雄市・佐賀県)
俗世から隔絶した理想郷として引き合いに出される"桃源郷" 温泉地で名高い武雄市の「御船山楽園」は、この例えが見事に当てはまる文字通りの楽園だ。元は佐賀支藩・武雄鍋島家の庭園。山水図のような御船山の断崖を借景に、15万坪の広大な美観が広がる。
ここは四季を通して見所豊かだが、ハイライトはなんと言っても春。山裾を覆う20万本のツツジが一斉に咲き誇る様は真に美しい。
魁偉な岩山、澄みわたる空、一面に広がるツツジの群生――自然と人の手が融和した一幅の絵。見て、歩いて、触れて、つかの間の白昼夢をさまよう。うららかな陽光に目を細めつつ、茶店で味わう冷えた葛きりも絶品だった。
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(写真上)ツツジの見ごろは4月中旬。"楽園"にふさわしい夢の世界が広がる
(写真下)花の後は茶店で一服。黒蜜で味わう葛きりは実に美味