2008.12.17 12:12 更新
「フォーォォーッ」「ヴォーッ」――夏の気だるさを瞬時に吹き飛ばす豪笛2声。SL「やまぐち」号が発車してゆく。「ドッ、ドッ、ドウドウ...」――天に柱する黒煙、シリンダーから噴き出すドレーン(水蒸気)が視界を白く染め、巨大な動輪がリズムを刻みながら力強く回り始める。これぞ蒸気機関車のダイナミズムだろう。
息を飲む光景と、全身を突き抜ける興奮。感動が目の前を駆けてゆく。列車が見えなくなった後も、煙の残り香に包まれながらホームに立ち尽くした。
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(写真上)天を衝く黒煙――発車に向けて意気上がるSL「やまぐち」号(仁保駅)
(写真中)夏季は機関車が2両に。豪快な汽笛と共に、ゆっくりと動き始める(長門峡駅)
(写真下)激しい投炭、足回りの入念なチェック――男たちの熱く真剣な戦いが続く