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2008.12.04 19:24 更新

ある夏の日の思い出

あれは忘れもしない高校1年の夏の日のことである。友人4人と帰宅中、いつも立ち寄る駄菓子屋でアイスクリームを買おうとしたとき、何かの物体を発見した。それはチラシに包まれており、ずっしり重たかった。私はおそるおそるチラシを剥がし始めた。とそのとき金色に光るものが姿をあらわした。「こっこれは!!!!」なんと黄金に輝く延べ棒であった。まさに「棚からぼた餅」ならぬ「アイスクリームの棚から金の延べ棒」であった。しかも表面にはSWISS BANKと刻印されているではないか。それを見て中間テスト前の憂鬱な表情をうかべていた私と友人の目が一瞬で輝いたことは言うまでもない。その後友人と【金の延べ棒】について夢を語り、おおいに盛り上がった。家についた私は純金と思われる延べ棒を、キレイなタオルで丹念に磨き始めた。とその刹那、角のところがポロッと崩れ落ちた。「うそやろ〜!!!!!」私は思わず自分の目を疑った。落ちた物はコンクリート破片であった。「うわ〜」友人と何時間も話し合い様々な楽しい計画が全て崩壊した。次の日に友人に全てを話したが、私以上にがっかりした仲間の表情は今でもはっきりと覚えている。後日【偽金の延べ棒】を交番に届け、延べ棒騒動に終わりを告げた。
それから偽金の延べ棒が何処にいったかは定かでない。

K.O

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