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2008.09.21 23:50 更新

夢のプラネタリウム

今から15年前。
恐竜や星が好きだった私は、学校帰りによく鹿児島県立博物館に立ち寄ったものだった。

別館には、アロサウルスやカンプトサウルスの実寸大の化石が、まるで大昔の様子を再現するかのように、両者向かい合った様で展示してあった。
完全なレプリカではなく、結構な確率で本物の化石を使い復元されたそうだ。

ちなみに、これらの化石の周りを囲む壁には、原生林の風景が描かれており、それは有名な鹿児島出身の画家、吉井淳二氏のものであったと思う。
ダイナミックな筆使いの壁画が、恐竜達が生きていた時代の気候と二体の恐竜の戦いを表現するのに本当によく合っていた。

話がそれたが、同じ階にプラネタリウムもあった。
赤や青のプラスチックの椅子は、遊園地のそれを思わせるもので、プラネタリウムの雰囲気には合わないような気がしたが、それが、なぜか懐かしさと言うか不思議な落ち着きを感じさせるものでもあった。

平日なので客は私一人のことが多く、貸し切りのプラネタリウムで星を見る贅沢な時間だった。

なぜ、人は星空を見てあんなに感動したり、落ち着けるのだろうー


そして現在、ある雑誌で本格的な家庭用プラネタリウムが発売された記事を見つけた。
季節や時間帯、場所ごとの実際の星空を天井や壁に映し出せる優れものだ。

欲しくてたまらなかったが、子供の頃毎月楽しみにしていた「学●の科学」の付録のようなオモチャではないので、その価格も簡単に手を出せるものではなかった。

あきらめきれず、ネットでいろいろ検索する内に、なんと、その家庭用プラネタリウムの設計者が監修しているというピンホール式のプラネタリウムを見つけた。

それが、まさか学●が発売している「大人の科学」の付録だとは...
こちらは2,000円弱、組み立て式だが冊子も付いていた。(こちらがメインかも知れないが)
即ネットから購入してしまったことは言うまでもない(笑)

到着後、約1時間で組み立てた、そのプラネタリウムは、正12面体、豆電球で中から光を出し、小さな穴を通して外に星空を映し出す仕組みのシンプルなものだ。
光源が弱いため、思った程の感動はなかったが、冊子に掲載されていた裏技「張り子投影ドーム」を作れば、良い感じになりそうだ。
小さな傘を真上にさしているようなものだと想像していただけると分かりやすいと思う。
本物のプラネタリウムのあの丸形天井を再現したような感じだ。

これはこれで小さくて安価ながら、月や時間帯、住んでいる地域(緯度)に合わせて星空を投影できる優れものだった。
しかも、飽きれば12面ある恒星原版を簡単に外して代わりに和紙を付けるとランプに早変わりもする。(まだ作ってはいないが...)

「大人の科学」は他にも様々なものが発売されていて、大人の子供心をくすぐるものばかりだ。
次は何にしようか..

そういえば、本物の星に自分の名前を付けてくれる商売があるそうだ。
肉眼で見える星で 、お値段は家庭用プラネタリウムよりお高い。

しかし、それでプレゼントされた相手が心から喜んでくれるのなら
その笑顔は星の輝きよりも、まばゆいのかも知れない。


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